数日前、あるニュースサイトに、<米国の投資グループとマカオ拠点のカジノ関連企業(ジャンケッター)による連合体が10億米ドルを投じてフィリピンの2ヶ所にカジノIR(統合型リゾート)施設を建設する計画についてフィリピン当局と話し合いを行っている>という記事が出ていました。
この2ヶ所というのは、セブ島とマスバテ島で、マニラからは500キロ~600キロの位置。
「話し合っている」というのは、IRを作りたいから許可を出してほしいとお願いしてるという意味で、きっと本当のことなんでしょう。しかしライセンスが出る目前まで進んでるかというと、そんな感じはしません。
以下、本題。
それ以上にすごく気になったのは、マニラ「エンターテインメント・シティ」でのIR開発に関する記述に誤りがあること。
<目下、マニラではラスベガスを模したエリアの中に米シーザーズエンターテイメント社、マカオのメルコクラウンエンターテイメント社による大型カジノIR施設が昨年末、今年初頭に相次いで開業している。>
と書いてあります。
(1)まず、「PAGCORシティ」とか「エンターテインメント・シティ」と呼ばれるアセアナ地区の埋め立て地は、何もない空き地であって、"ラスベガスを模した"でもなんでもない状態です。ただの広大な空き地です。
(2)米シーザーズエンターテイメント社のプロパティなど影も形もありません。シーザーズエンターテイメントは昨年、マニラ近郊にIRをつくりたいという意向を表明していますが、まだライセンスを取得していません。
(3)エンターテインメント・シティ内に昨年末に開業したのは「SOLAIRE RESORT & CASINO」の新棟・SKYTOWERで、これはフィリピン企業のブルームベリー・リゾーツの経営。今年初頭にオープンしたのは「City of Dreams Manila」で、これは香港のメルコクラウン(豪のクラウンとの合弁)の経営で、フィリピンではシューマート(不動産や小売)がパートナーとなってます。
記事はSOLAIREの新棟をシーザーズエンターテイメントのプロパティと勘違いしているようです。1階部分は既存棟の拡張なので、現地を見ていたらこういう勘違いはしないでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿